そんな感じで避難して働いてた一週間ほぼ経ったころの夜、壮年の夫婦に呼び止められました。
旦那さんは不思議そうな顔をして「君はよく働くけど、なんでそんな働けるんだい?」と尋ねられました。
私は「自分若くて体動くし、私だけじゃなくてみんなも手伝ってくれるからですね。たぶん今動かないと、後で後悔しそうですし」と答えると、満足そうな顔でポットからコーヒーをカップに入れて「一息入れなさい」と差し出してくれました。
ほんのり甘くて、ちょっとぬるいコーヒーの味は今でも忘れられません。

先日の晩、ふと思い出して普段はブラックのアイスコーヒーしか飲まないのに、砂糖を入れてぬるめにコーヒーを淹れてみましたが、やっぱりあの時の味とは違うなぁ。と感じたのでした。

長文、乱文お付き合いいただき、ありがとうございました。