どうも、らいてふです。
ブログのテーマを考えていたのですが、全く思いつかず頭をかかえております。

ですので、ちょっとしたチャレンジを行ってみたいと思います。

私は時々イラストや物語をかいたりするのが好きで、ちょいちょい紙とペンや、パソコンに向かうことがあったりします。今回は文章のみでどうやって相手に伝わりやすい文章を書けるかチャレンジをやってみたいと思います。

『ハンバーグが出た日』

ハンバーグが出た日は、とてもうれしい気持ちになる。何の変哲もないハンバーグ一つになんでこんなに喜んでしまうのかは分からないけれども、それでもハンバーグの出た日は特別な気持ちになる。

こんがりと表面を焼かれたお肉をほおばると、じゅわりと口の中で肉汁があふれ出て、その味によだれが止まらない。ソースはデミグラスソースが好きだけども、ケチャップや大根おろしでさっぱり食べるのも好きだから、ハンバーグは僕にとって、素晴らしいものであることに間違いはない。

ある日僕は学校で友達と喧嘩をしてしまった。散々怒って泣いて、叩いたり叩かれたりして。

先生に怒られたのもあったけれども、気持ちはとっても落ち込んで、正直ご飯のことなんて考えられない位だった。

お母さんのお手伝いでコップやお皿を持って行ったりしたけれども、今はそれよりも喧嘩をした後の気分の落ち込みを何とかしようと精いっぱいで、正直ちょっと、話しかけられても生返事しか出来ていないと思う。

椅子に座ってうなだれる僕に気づいたお母さんは、どうしたの? って聞いてくれたけど僕はとても学校であったことを言えるような気がしなかった。

「いただきます。」

ほかほかと湯気を上げる味噌汁を飲んで、トマトを一口かじるけど、やっぱり気持ちは悲しいままで、味なんてわからない。

今日だけは目の前のハンバーグがちょっと憎たらしくて、いつもより大きめに割ってみた。

おいしい肉汁と匂いがあふれてくるのを見ていたら、なんだかちょっと気持ちが晴れてきた気がする。

それがなんでかわからないけれども、やっぱり僕にとってハンバーグは特別なものであることだけは、とてもよくわかった気がする。