皆様こんにちは

残暑厳しき折いかがお過ごしでしょうか。

今日は、喜劇についてお話させてください。

あくまでも個人的な意見ですので、悪しからずご了承を。

喜劇役者、芸能界でいえば伊東四朗や小松政夫が有名です。他に財津一郎や藤田まこともそうです。俗にいうコメディアン、お笑い芸人とは全く違います。お客様を喜ばす劇、演芸を見せるわけですが、皆さん明るいですね。喜劇役者さんは、古くなりますが、榎本健一は喜劇は悲劇の上に成り立つ、心の奥底に悲しみがなければ、喜劇を作り出すことが出来ないと言いました。私も同感で血の滲むような努力によって作り出すのです。先日ある番組で榎本健一を見ました。芸能生活50年を祝って役者仲間といっても豪華です。田谷力三、柳家金語楼、坂本九など豪華そのもの。榎本健一は椅子に座っていましたが、涙を浮かべていました。榎本健一は突発性脱疽という病気で片足は義足でした。晩年は車いすで若手の指導をしていたそうです。しかし、満身創痍の身体でも、倒れる演技など自ら手本を見せていたそうです。その気迫たるや尋常ではなかったと推察します。今芸能界は岐路に立たされているのではないかと思います。こういう時だからこそこの精神力が必要だと思うのです。最後にお祝いに駆け付けた仲間と「私の青空」を大合唱していたのは印象的でした。

T485