少し前に新聞やネットニュース等で「○○がRPAで数万時間分の業務効率!」なんて報じられたことがありました。
今でも検索すれば色々なニュースが出てきます。
…「RPA」って何って話になりますよね。IT関係お得意のヨコモジです。決してDAI語ではありません。
今では、RPAは、AIやIoTと並び、いろんな人が耳にしたことのあるアツいITワードとなりました。が、
RPAという単語は耳にしたことはあるけど結局RPAってなにそれおいしいの?という感じではないでしょうか。
RPAってなに?
RPAとは「 ロボティック・プロセス・オートメーション/Robotic Process Automation」の略語です。
ロボティックとかなんか凄そうです。
これは、例えば事務作業等の中でも主にパソコンで行う定型作業を、パソコン等のソフトウェアのロボットに記録(模倣)させることで、デスクワークを効率化・自動化する仕組みです。
たとえば、RPAツールに任せたい定型作業をパソコン上で実践します。
するとRPAツールが操作手順をシナリオと呼ぶRPAツールの動作ルールに置き換えて記憶し、次回からその作業をシナリオに基づき代行するというものです。凄そうです。
RPAツールは製造業や地方自治体、金融業界などで導入が進んでいるそうです。
RPAの導入により計2万時間程の業務を自動化させることに成功している…なんて、従来の業務を劇的に効率化することに成功してる事例も紹介されたりしています。そんなこと言われたら「うちも乗り遅れるな!」ってなります。
RPAを導入するメリット
RPA導入によるメリットとしてよく挙げられるのは、
・業務の効率化・自動化
・生産性の向上
・うっかりミスの防止
・人件費削減
こんな感じだと思います。いいことばっかりですやん。
定型業務をパソコン上のツールで代行させることで、業務の効率化・自動化を実現できるというのが、
RPAを使う大きなメリットだといえると思います。
今までは人間にしかできなかったオフィス業務をRPAに代行させることで、担当者は他の業務に時間を割くことができるようになるため、生産性の向上が期待できると思われます。
また、人間が行う作業には、どうしてもミスが起こってしまうことがあります。
人間が集中力を持続できる時間は限られてますよね。24時間戦えません。
特に繰り返し行う作業の場合は、問題が発生していてもすぐには気付かれないこともあります。
ミスが許されず作業量も多いような作業は、担当者にとって大きな負担ですよね。
ミスした際の手戻りや、ミス防止のための負荷もまた大きかったりすることがあります。
ミスしてしまった!→その改善案として、ダブルチェック。→それでもミスしてトリプルチェック…
なんて冗談みたいなことが大真面目に言われたりする現場もあったりなかったり…。
RPAは一度記録した作業を正確に再現してくれるので、人的ミスの防止になります。
ロボットであるRPAはどれだけ作業しても、人間のように集中力が途切れて精度が下がると言ったこともありません。さすがロボット。なんともないぜ!
このことから、時間のロスや損害を回避することや、業務品質向上に大きく貢献してくれることでしょう。
今は少子高齢化によって労働人口減少が懸念されています。
何年も前から言われていたことですが、かなり現実味を帯びる話になってきています。
RPAはPCの電源が入っていれば、時間や曜日が関係なくいつでも作業が可能です。
設定次第で決められた日時に作業を実行することもできます。
つまり、日々の作業工数削や残業、休日出勤などが減り、その結果、人件費削減につながるという考え方ができるでしょう。
RPAは、こんな感じで労働人口減少の問題解決にも貢献するだろうと期待されているようです。
…とはいえ、です。
業務の定型作業の自動化、効率化というのは別にRPAだけでしかやれないことではないと私は考えます。
マイクロソフトのExcelならマクロやVBA。GoogleのスプレッドシートならGAS。みたいに日々のちょっとした定型作業を自動化したりする機能はすでについています。
とくにGoogleスプレッドシートはGASを使うことでGoogleの色んな機能、ツールと連動できてしかも基本無料です(!)。
たしかにRPAと違って、プログラミングに近い技術(GAS)を求められるので誰にでも簡単に。というわけにはいかないです。
でも試してみて、やってみる価値は十分にあると思います。(ちなみに、Googleの回し者ではありません。)
いきなりよくわからない「RPA」ってものよりも、まず出来る範囲で、出来るとこからやるべきではないかなあ…と思います。
まず隗より始めよってやつでしょうか(偉そう)。。。
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