世の中にはデータサイエンティストっていう職業があります。

この職業は、世の中でやれビッグデータだのAIだの言われるようになったあたりから、
ちょいちょい耳にするようになったはずです。たぶん。

データサイエンティストって職業の人たちは、
特定の企業や業界にとりあえず存在してたデータとか、
そうじゃなくてもいろんなところの様々な形で存在する色んな種類のデータを集めたり、
扱いやすい形にデータを取捨選択したりコネコネしたり、
統計とかの難しいやり方で、
プログラミングを使ったりしながら、
データの中にあるパターンとかビジネス的な利益になることを特定したりしてるようです。(ざっくり。)

お客様アンケートから顧客の不満とか要望をくみ取ったり、新商品の開発の指針の一部になったりするそうですね。結構重要です。

そのプログラミング(AIにも)に「Python」という言語がよく使われていたりするので、
最近この言語が人気だったりします。

結構お給金もよかったりするとかしないとか…。

 

「貴方のお仕事なんですか?」って言われて
「データサイエンティストです。(ドヤァ)」とか言えたらかっこええなあとか思ったりします。

なんか、どうもタピオカが流行ったのはこのデータサイエンティストのおかげだとかまことしやかにささやかれていたりいなかったり。

じゃあ、その人にタピオカの次に来るものを予想してもらえればウッハウハやん!って話ですけど、
お察しのとおりそんな簡単ではないようです。

 

日経とかなんかそういうビジネスマン必読的なメディアでは、ビッグデータ、データサイエンティスト、そしてAIと持ち上げまくってるようですが、
はたして世間的にはどう認識されているんでしょうね。

なんか凄くて便利な魔法みたいなものだと思われたりしてるんでしょうか。

個人的には、そんなデータなんかでそんなにも色々わかってしまうんかい?とか思うところもあったりします。

 

以前、私が一般の会社に勤めていたときのこと。
人手が足りなくて残業ばっかりしていた時があったんですが、
毎月のように産業医の方との面談があったり、職場アンケートに答えさせられたりしていた時期がありました。

 

会社側としたら過労でどうにかなったりしないかとか、職場改善の為の施策だったのかもしれません。
しかし、私はそれらをうまくやり過ごすことしか考えてませんでした。

(当時の自分的に)下手を打って、過労だから残業禁止!って言われたりしたら、当時の自分からすると思わしくない状況になるからです。

楽にはなるかもですが、結果的にお給料が減るんです。
家族を養う身としては死活問題です。
たとえ残業がなくなって楽になったとしても生活できないなら、バイトでもしないといけません。
本業より時給が安いから働く時間としては増えるでしょうね。ザッツ本末転倒。

 

当時の自分が会社に提供したデータからすれば、
表面的なデータを見れば、
「めっちゃ残業してるのに文句も言わず、健康体で、人も入れなくていいって言ってる扱いやすい社員」ですね。
愛社精神とか、顧客満足とかそんなの一個も考えてないです。
家族を養うだけのお金がもらえるか?の一点しかなかったんです。

 

何が言いたいか?なんですが、
そのデータが生まれた背景的なものとか、
データを提供した対象が”その項目”を選択する理由とか、
行動の背景にある「意味」みたいなものを読み取らなければ、
データはそれほど役に立たなくない?って言いたいだけだったりします。

 

昔マックで、サラダとか鶏肉とかをめっちゃ推してた時期がありましたけど、全然売れなかったそうです。
なんでそんな売れないもの出したかって。

当時、お客様アンケートにヘルシーな物を欲しがってる声が多かったからだそうで。

そんならって素直に出してみたら はあ~さっぱりさっぱり。
さっぱり妖精も踊りだすって話。
実際はにくにくしいハンバーガーとかがやっぱり売れるみたいです。

 

世の中的にヘルシーヘルシー言うてるからとりあえず書いとけみたいな感じもあったのかもしれませんし。

 

アンケートに「肉くいたい」って項目がなかったかもしれないですし。

 

アンケートに「何かほかにありますか?」って書いてあっても面倒だから書かないですよね。

 

ほんで本当は何を言いたいかっていうと、
最近の大学生とかでもこのデータサイエンティストになりたいって人とかいるらしいですけど、
果たして、データから、そういうところまで見通すことが出来るような人なのかな?
なんて思ったり思わなかったり…。